Midorikawa 「MID23SS-SH07 – FRILL STOLE GATHERED SHIRT」

レギュラーカラーシャツをベースに

ブランドのシグネイチャーディテールでもある

無数に糸始末やリボンテープを垂れ下げた仕様を全面に落とし込み、

前身頃に取り付けられた多彩なアレンジが出来るストールや、

ポケットに見立てた装飾の役割も兼ねるサイドの袋布、

袖口のフリルカフスなどを備えた前衛的な仕様が特徴の、

Midorikawaの圧倒的な世界観が存分に楽しめる「FRILL STOLE GATHERED SHIRT」

このシャツはフリル、ストール、ギャザーの3つの要素を溶け込ませています。

均衡を保つ様な力強いフリルカフス、

肩線の未処理の生地端に意味を成す様に取り付けられたストール、

この二つの要素の空気に馴染ませるように、

平然とサイド部分に取り付けられたギャザーの当て布生地。

本来リンクさせることが容易では無い要素を、

一つのプロダクトとして落とし込む発想力は

感覚的に見えながらも、

とてもロジカルな側面を持ち合わせています。

その上でデザインの強弱が思案されている事こそが、

一貫した唯一性と品質維持に繋がり、

Midorikawaだけが持つ独創的な世界観と言えます。

そして、

もう一つの象徴的なデザインである、

サイドの袋布は装飾のようでありながらも、

手の収まりを綺麗に保つポケットのような役割も兼ねさせています。

アンティークリネンのような、

奥深い風合いを持つこの素材は

原料から紡績までの全てを

北フランス、フランドル地方で行う

世界最古のリネン紡績工場サフィラン社製のサフィランリネンを採用しています。

一般的なリネンよりも、

強度が高くしなやか且つ上質な光沢感を有しており、

存在感抜群のデザインとの相性も抜群です。

シルエットは印象的なフリルやスカーフの揺らぎが楽しめる様、

内側のフィッティングはゆったりとした

流動的なシルエットとなっています。

所々に垂れ下がる糸始末や

力強く大胆なパターンメイキング、

格式の高い素材のチョイスが、

マスキュリン感を漂わせながら、

プリミティブなスタイルをも投影させた

Midorikawaならではの調合具合となっています。

このエレガント且つ唯一無二な感触に仕上げたデザインは、

他には絶対に無い Midorikawa だけの「作品」と呼べる仕上がりで、

ハンガーに吊るされているだけで存在感を放つその佇まいに、

思わず袖を通してしまいます。

自身なりに着こなしてみたい、そう思わせる珠玉の一着となっています。

強く惹きつけれる圧巻の佇まいでありながらも、

不思議と様々なスタイリングに馴染むので、

是非積極的に取り入れてみて下さい。