こんにちは。
昨年末から少しずつ構築してきた、
新しいECサイトがついに出来上がりました。
いつもご愛顧頂いているお客様、
そしてこれから新たに繋がるお客様へ。
今後共より一層のサービス向上に向けて、
邁進していく所存でございますので、
至らぬ点も多々ございますが、
引き続き何卒、宜しくお願い致します。
そして、ECリニューアルオープンとタイミングが合わさるかのように、
オランダはアムステルダムの奇術師、
CAMIEL FORTGENS(以下C.F)より
"2023 AUTUMN/WINTER COLLECTION"
のアイテムが堂々と入荷してきております。
今シーズンはさらにレイヤード&レイヤードスタイルの波を
浸透させるかの如く、
サイジングも例年よりか、
ややレギュラーフィットでコンパクト感を
感じさせる設計となっています。
「トラックジャケット、フーデッドコート、
Vネックニット、ベスト、ロンT」
既に単体として化学反応を起こしているはずではあるものの、
C.Fの洋服はどのアイテムと掛け合わせても
更なる化学反応を促進させ、
不思議な程、
スタイルの許容量を広げてくれる安心感さえあります。
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今となってはC.Fの看板アイテムとなっているトラックジャケット。
毎シーズン、どこかしら、何かしらを
変化させてアウトプットを行うトラックジャケット。
「次は素材、ディテール、どこをどう変えてくる?」と、
期待を膨らましてくれます。
今作は一見したところ、鈍さがありながらも
美しく光るベルベット素材のトラックジャケットといった印象。
既存のスポーティな印象を残しながらも
素材でのアプローチは
見るたび、着るたびに気分を高揚させてくれる
それ以上でも以下でも無い、
さすがの仕上がりと言えることでしょう。ここまでは。
「ふむ、、スリーブに何か違和感を感じます。」
今回はここでした。
スリーブ部分のパイピングです。
この湾曲させたレイアウトは、
あくまで「適当に付けましたよ〜。」感を出しながらも
その裏には「正確無比な崩し」を完璧に落とし込んでいます。
C.Fグルーヴの仲間入りをする為の
ユニフォーム的な立ち位置で、
防寒性もあるので、通年のライトアウターとしても、
まずマストな一着です。
いつか、C.Fのトラックジャケット集団を
見てみたいと思わず思ってしまいました。
C.Fにしては毛色の違うアプローチ。
反転技はおろか、
前身頃の右に偏ったY字のパターンメイキング、
後ろ身頃の段差の付け方など
どの角度で切り取ってもまともな作り方では無いものの、
高品質なラムウールが上記項目を統率させ、
まともなニットへと変換させている荒技系アイテム。
過去では、C.Fのニットプロダクトでは
その大胆な作り方故に、
ビッグサイズのヘビーリブニットでしか
プロダクトは展開していませんでした。
つまり、C.Fからしても今回のニットは新たな試みで、
ベースレイヤーアイテムとしてお使い頂ける、
長い目で見ても、
実はとても便利なアイテムを作ってきてくれました。
余談であり、諸説ありますが、
西洋小説のフランケンシュタインは天才科学者の名前で、
実際は作り出した怪物に名前はありません。
それを踏まえ、C.Fもまた洋服の科学者の一人として
もう一つの「フランケンシュタイン」を
洋服として作り出したということなのかもしれません。
諸説有りです。
C.Fのプロダクトの中では代名詞とも言えるマッキントッシュ。
マッキントッシュクロスの特性については、
すでに皆様がイメージ出来る程に
認知されていることかと思いますので、割愛させて頂きます。
今作は実験的なライン(RESEARCH)として登場し
今まで作り続けてきた中でも、
技術力からムード感も含め、
過去最高作(暫定)の仕上がりとなっています。
ショートフードブルゾンとフードコートの
2つのアウターをレイヤリングしているかの様に錯覚させたミックスコート。
仕様やカラクリなんかを説明していると
仕様書のような堅苦しさと尺的な問題が発生する為、
こちらも撮影画像にて割愛させて頂きます。
気になる方は是非、
店頭にてご接客させて頂きたいので、宜しくお願い致します。
メモリアルなプロダクトとして、
大枚を叩いてでも手に入れる価値のある自信作に仕上がっています。
昨年に引き続き、
ボアフリースベストが今回も新色で登場しました。
今作は豊かな毛並みを活かし、
獣毛感のある色味となっています。
(前作引用文)
通常、ベストを作るパターンの数が必要なのは少なくても、
前見頃×2枚 + 後見頃×1枚 =合計3パーツですが、
こちらのベストは肩の縫い目を展開すると
1つのパーツのみで制作をしている為、
サイドシームが存在しない、
かなりマニアックな仕様で、
ニットでいうところの、
ホールガーメントニットのような手法をとっています。
(裏地のキャンバス地も同じことやってます。。)
それに加えて今回はフロントマガジンポケットを搭載し
機能面のアップデートも図り、
言う事なしの有難さを感じる仕様です。
前作のホワイト、ブラックよりもコントラストを抑え、
スタイリングにおいて親和性も高い為、
普段、C.Fジャンル外の方でも馴染みの良いアイテムで、
初級者から上級者まで多様のスタイルの獲得を望めることかと思います。
フレンチブルーの可愛いキャラクターの様な長袖ジャージーロンT。
身体に沿うようなラインのスリムフィットで
強いテンションのゴムをサークル状に仕込み、
バラクラバ型に設計しています。
我々の住むエリアでは真冬の寒さで
耳の感覚が無くなる季節がやってくるので、
その時の対策としても、とても助かるアイテムで、
この狭まった円形から顔を覗かせる景色もまた一興、
より一段と違うファッションレベルへと
我々を誘ってくれることでしょう。
普遍的で文脈が通う洋服に見えつつも
細部に宿る高難度のディテール。
ミクロ(ディテール)を構築させることにより、
マクロ(全体像)で脱構築的に見せる、矛盾を孕んだトリック。
大衆のことを思えば思うほど独自性から離れていき、
洋服のことを思えば思うほど民主性から離れていく。
独自性を獲得しながら、民主性をも獲得する、
双方の側面を常に模索し続けている、
CAMIEL FORTGENSならではの世界観。
今シーズンもまた、
CAMIEL FORTGENSの芸術に酔いしれて頂けたら幸いです。
皆様のご来店、お問い合わせを心より、お待ちしております。
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