師走です。
今年ももうあと3週間と少し。
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この世は見たものが全て。
この世は見えるものだけが全てじゃない。
情報の波に日々、押し寄せられる日常。
誰がどう言ったか、どう言っていないか、
何が本当で、本当ではないのか。
現代において、自身の正しさや日常の合理性を求めていく中で、
ファッションというカテゴリーは空想的でロマンティックな側面で
時に私達の心を救い、奪われる瞬間を与えてくれます。
何気なく過ごす当たり前の日常で、
コミュニティの問題、カルチャーの問題、
世代間の問題、自国民同士の問題、国と国の問題、
大なり小なり、皆々様が各々のリアリティや自分らしさを求め、
それぞれの違いにぶつかり合い、答えを探っています。
しかし、これらの問題はどうしても、
よりよく生きていく為には決着が避けれられない問題です。
「答えは要らないモノって何だろう。」と考えた時に
ファッションというカテゴリーは先述した問題や時代を超えて、
微力ながらもその人々の心を救うツールとして、
いつなんどきも根付きつつ、浮遊すらしています。
そして、今自身がどこで何をしているかという
事実以上の答えは無いと思います。
洋服について言えども、
正解/不正解を投げかけてくる場面は多々あり、
歴史的な背景や文化的な発展における文脈の
答え合わせは必要ではありますが、
正直、そこだけが必要なのではなく、
大事なことは「歴史的な背景や文化的な答え合わせの上で”遊ぶ”」のが必要であり、
すなわち、答えのない答えだと思います。
他者からの「変わったね」も「変わらないね」も
人は変わるものだし、変わり続けることが、人です。
ファッションの側面で言うなれば、
着る服だって容姿の老いという変化だってあります。
ただその人の中に不変的なマインドがあり続ける限り、
何をどう着たとしても、
その人のマインドに即したスタイルが表現し続けれると信じています。
そこにせめてでもの、遊びや捻り、
物質的な価値の高さを見つめながら過ごしていくことが出来れば、
あらゆる情報の波を掻き分け乗りこなし、
ファッションに心救われ奪われ、
自身なりの価値を見出した先に、本当に答えは要らない
初めての「自身の答え」に辿り着けることが出来るのではないでしょうか。
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師走です。
今年もお世話になりました
たくさんのお客様及びご関係者様、
年納めのお買い物から、クリスマスギフトのお買い物。
そして、年内中のご挨拶も含めまして
是非、たくさんのご来店をお待ちしております。