こんにちは。
先週くらいまで日夜の寒暖差が激しく
冬のスタートラインを踏みながら、
今か今かと、飛び越えそうには、よろめきながらも、
ようやく重衣料を引っ張り出すくらいの気温まで下がり
冬のこの感触を思い出させるほどの本格的な寒さとなりました。
既にお目当てのアイテムで冬支度をされている方も
この気温差で手が伸びづらかった方も、
ようやく明確な冬モノ選びを出来る
お待ちかねの楽しいシーズン、インです。
毎シーズン、根強く購入戦線を勝ち抜いて頂いている方々などもいらっしゃるおかげで、
有難いことにアウター類は早々旅立っているものも多くありますが、
とはいえどの、まだまだこれからです。
2024年の秋冬シーズンは、
先日ブログでご紹介した当店15周年の別注企画から、
フランスのタイムレス且つ
ミニマルなラグジュアリーブランド「LEMAIRE」を迎え入れました。
LEMAIREはさることながら、
お取り扱いの各ブランドにおいても
着々とシーズンを重ねるごとに
品質、技術力、デザイン性、信頼度、鮮度、
あらゆる側面でパワーアップを施した有力勢が揃っております。
各々においての、
必要な事としての物選び、必要な物としての事選びをイメージしながら
今あるアイテム共々フォーカスして頂けましたら幸いです。
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美しいモノが良いモノとは限らない。
「美しいといわれるモノ」を良いと思わずにどれだけ日常的に使えるか。
それを気にしなくなれば美しい。
美しさとは役に立つということ。
日常的に役に立てば立つほど、それはその美しさを超えて、尚、美しくなる。
「是非、ご愛用下さい。」という言葉。
「ご愛用すること」=「愛して用いること」=「繊細且つ丁重に用いること」=「美しいモノ」といった解釈に含まれる場合がありますが、
もう一つの解釈としては、
「ご愛用すること」=「愛して用いること」=「日常的に用いるもの(役に立つ)」=「美しいモノ」の解釈です。
それは、モノだけではなく、行動、人間関係、仕事においても言えることでもあり、
自分自身が良いと思うことを忘れるくらいに、役に立っている時が
「本当にそれが美しい」という新たな美的観点を追加して現れてくるものだと思います。
それが一つ、スタイルへの定着ということでもあるかと思います。
トレンドや自身の趣向に捉われず、 着てみないとわからない良さがある。
答えを見つけようとせず、ひたすら楽しく着ることを続けること。
ある時、これが今現時点の最良地点で、「こういうのでいいんだ」と達観出来るようになる。
過去の自身のスタイル傾向を踏まえた構築する個のミクロファッションの性質、
常に変化を渇望するマクロファッションの性質、
矛盾を孕む面白さ、
どちらに傾いてもいけないようにと、二つの性質を天秤にかけて
自身と向き合い、それ自体を楽しむ心持ちが、美しくもあり大事なことなのだと思います。
寒さが厳しくなりますが、体調管理にはくれぐれもお気をつけてお過ごし下さい。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
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