こんにちは。
今年の夏は例年よりも体感的に長く感じ、
肌に纏わりつく湿った様な暑さは、
僕たちの洋服への意欲を、より一層削いでいく印象的な季節でした。
夏の訪れを待ち侘びたあの時期、
暑さに身を溶かしながら、
燃える夕空や水平線のその先をじっと眺めていたあの日、
半強制的に身ぐるみを軽やかにしてくれる
あの瞬間を季節は思い出させてくれました。
季節は、
僕たちに寒さの深まりを徐々に身に覚えさせ、
過去を振り返ることと、その先を見据える必要性を感じさせてくれました。
季節は、
僕らの存在など知る由もなく緑を眠らせ
朝起きた時の肌寒さやコーヒーの湯けむり、
ふわっと香る金木犀の匂いと共に
僕らを次の季節へと押し運んでいきます。
冬が少しずつ顔を覗かせたくも、
夏と秋がそれを拒んでいるような季節。
店内では、各お取り扱いブランドから例年よりも早い段階で入荷が続き、
ようやくここら辺が、佳境。といったところで、