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【Cos'è ROLD SKOV?】

【Cos'è ROLD SKOV?】

T.K

 

 

こんにちは。

 

昨年、2021AWシーズンよりお取り扱いを開始させて頂いている、ROLD SKOV。

 

 

 

 

 

活動及び生産拠点地は、イタリアはマルケ州北部ペーザロ。

 

時間がゆっくりと進む、アドリア海に面したリゾート地で、

サン・バルトロ山州立公園、旧市街地の美しい中世の建造物、

ドゥカーレ宮殿、その他、文化的な名所が数多くあるみたいです。

(Expediaでホテルを調べたところ、

1泊6000円くらいで泊まれるホテルもあるみたいでリゾート地にしては良心的。)

 

 

 

 

ペーザロではイタリアを代表する偉大なオペラ作曲家、

ジョアキーノ・ロッシーニ氏(1792-1868)の生誕地であり、

毎年8月になると、

その功績と名前に因んで「ロッシーニ・オペラ・フェスティバル」という音楽フェスが開催されるらしいです。

 

そして、ROLD SKOVのデザイナー、フランチェスコ・ロッシーニ氏と活動拠点のペーザロ。

 

奇しくも文化人とクリエイターを「ロッシーニ」という名前で繋ぐ、

”ペーザロ"が持つゲニウスロキ(土地が持つ精神)は

何かと奇妙でいて、偶然ではないものを感じさせてしまいます。

 

 

 

 

本題に入りますが、この土地に関係のあるものが、もう一つ。

 

 

それはイタリアのビッグメゾンの工場。

 

はじめに、ビックメゾンのコレクションの生産背景には

華やかさ、技術力の高さ、プライド、資本力を誇示する為、

膨大なサンプル生地の生産、選定、消費を繰り返すことと同時に、

消費者に届かない、またはそもそも届くことの無かった

最終フェーズ、大量の生地の廃棄が付いて回ります。

 

 

それに伴い、ここ近年で(今更ではありますが。)

我々が思っている以上に早いスピードで地球の環境が汚染・破壊されていることを危惧し、

世界中の至る所でその警鐘を鳴らし、
(鳴らしたくても鳴らせなかった文脈まで考察をすると、政治的な話が絡むので割愛。)

瞬く間にアパレルの主導権を握った”サステイナブルファッション”。

 

 

サステイナブルとひとえに言いましても、

持続可能な素材や廃棄しても環境に害の無い(限りなく影響が少ない)

洋服を必死に作って使用したら良い訳では無いと考えます。

 

 

まずは全てに通ずるものとして、多くを作りすぎないことを第一前提として(作らないが最適解ですが。)

ハイファッションからローファッションの一棟建てマンションに住む全ての階層の人々が

"サステイナブルな精神"を持つことが大事なのでは無いかと思います。

 

 

サステイナブルな精神とは、

主に"洋服の選び方や物を所有すること、そのものの考え方や姿勢"だと考えます。

 

 

そして、ROLD SKOVは、独自のバックボーンとネットワークを活かし、

すでにイタリアで産まれ落ちている生地に新たな価値を吹きかけ、

元より高品質でハイセンスな材質をROLD SKOVの精神でエディットした、

切り口は違えど、サステイナブルなブランドといえます。

 

 

サステイナブルな考え方すらも、また人を惑わし競走を激化させている中で、

現状、ROLD SKOVのやり方が、

急激に様変わりしてしまったサステイナブルファッションという縛りに意識されすぎない、

ピュアな洋服作りなのでは?と考えます。

 

 

勿論、自分自身の生活において、

全てを持続可能な物を使おうというのは、限りなく不可能に近い事ではあります。

 

 

ささやかながらROLD SKOVが伝えたいものとしては、少しでも気を遣う精神を取り入れることで、

我々の非可視化されている部分が、大きく変わるのでは無いかと考えます。

 

 

この静かなクリエイションとフィロソフィーが、

今後のファッション業界に向けて、

一筋の光明となってくれる願いを持ちながら、

今回のブログは終了とさせて頂きます。

 

 

 

 

まずはデジタルという物見台では確認できない

ミクロなバランス感や空気感を感じて頂けましたらと思いますので、

是非、店頭にてご試着にいらして頂けましたらと思います。

 

 

商品のお問い合わせや、ご不明な点等ございましたら、

お気軽に店頭の方までお問い合わせ下さいませ。

 

 

-SISTER-

TEL:025-201-9447
MAIL :info@sister-web.jp