モジュール式ワードローブを提案する
デンマーク・コペンハーゲン発の新鋭「Berner Kühl」
国内では未だ認知度は低いものの、
コロナパンデミック以降、ストックホルム発OUR LEGACYと同様に、
ブランドの急成長と安定的な定着もあり売上高を著しく伸ばし、
コペンハーゲンファッションウィークの知名度の上昇も相まって、
海外の著名なセレクトショップでも
名だたるビッグメゾンとも引けを取る事なく
ディスプレイされている状況は、
着々とこのブランドの知名度を確固たる存在にしています。
当店でも昨シーズンよりお取り扱いを始めさせて頂いておりましたが、
いよいよ25SSシーズンからラインナップの幅を設けさせてもらっています。
職人技、仕立て、製作といった昔ながらの美徳に焦点を当て、
“退屈”と"とても興味深いこと"のはざまの絶妙な境界線を歩いている
「Berner Kühl」の世界観とその静かな魅力は、
ファッションアディクト達には
より一層の注目のスポットライトを浴びています。
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「モジュール式ワードローブとはまず何でしょうか?」と思う方々、
少なからずいらっしゃるかと思います。
(以下、とても堅苦しい内容なので、
スクロール/スライドしてもらっても構いません。)
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モジュールとは、そもそも「機能単位、交換可能な構成部分など」を意味する英単語で
「電子機器やシステムの一部を構成する一つのまとまりを持った部品」で、
「システム中核部や他の部品への接合部の仕様」が明確に定義され、
「容易に追加や交換が可能」になるもののことを指します。
「・・・?」
続けて補足すると、
そのものの持つ要素が「単純でありながら、複数の要素」で構成され、
そのもの自体が「ある程度まとまった何らかの意味のある機能」を有するようなものを指します。
「他の構成要素と繋いだり、組み合わせて使用する為の規約や仕様」が、
「要素自体の仕様とは別に独立」されて定義されているものでもあります。
「・・・??」
この世の中には至る所でモジュール方式が採用されていて、
もっと理解深めたい方は、モジュラーの代表的な一例である、
「検索機能」を利用して調べてみてください。
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ここで言う「Berner Kühl」の提案する
モジュール式ワードローブというのは、
「交換可能性の高さ」「アイテム自体でも独立した機能」という部分に
焦点を当てると、より明確になるかと思います。
「Berner Kühlのジャケット」×「Berner Kühlのパンツ」◎
「Berner Kühlのジャケット」×「とある別のブランドのパンツ A」◎
「Berner Kühlのジャケット」× 「とある別のブランドのパンツ B」◎
「一つのジャケットに対して、二つのとあるスタイルへと派生することができるもの」
交換が可能でありながらも、物自体にちゃんとした機能を有しているもの。
「Berner Kühlのジャケット」という点においては、質は高い品質をこだわり続け、
生地を変えたとしても派生もするし独立機能もする「Berner Kühlのジャケット」でありながら、
接続可能なデザイン/仕様の「Berner Kühlのジャケット」という側面があるからこそ、
「とある別のブランドのパンツ A」も「とある別のブランドのパンツ B」にも
スタイルへと落とし込みが可能となる概念を持ちます。
もっと砕いた言い方をすると
「ハイブランドのような高品質な性質を持つアイテムにも適応可能で、
ご自身のワードローブにある普遍的なものにも上昇志向を与える」ような感覚になります。
過度な装飾は、過度な装飾性のあるものへの文脈や関係性を呼び起こし、
クラシカルな要素は、モードという山々を超え、
再びクラシックを求めてまた歩みを始めてしまいます。
そのような時代において
個々のパーソナリティによって異なりつつも、
交換可能なプロダクトの練度を極限まで高めたワードローブへと推し進めようとする
一つのプロジェクトととしても捉えられます。
前提として、
人とモノという
相互の関係性をより強めることにより、
完成されてきたインテグラル型の考え方や商品がとても重要だからこそ、
モジュール型において、高品質な側面がフォーカスされ難い性質に
希少な生地や難度の高い仕様を用いることで
異なるフィールドでファッションへの循環と挑戦を掲げた
新たな試みでもあると言えます。
是非、店頭にてご試着にいらしてください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
TEL:025-201-9447
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