barbell object「bo-pt01 canvas sack trouser」

ヘビーデューティーな硫化染めを施した鞄用の8号帆布をあえて使用して、

歪な表情と圧倒的な雰囲気を生み出した

ナップサックの様にアジャストできる斬新なディテールが特徴の「ワイドパンツ」

裾にタブを備えており、

裾を外に降るか内に収めるか程度の絞り加減で

他には無い新鮮な雰囲気を持たせています。

膝のニータックは個体物ではなく八の字にしているのは、

実際の個体の踏襲の再現は西の馬力ある設備環境以外では困難、不可能という観点から

日本の設備や環境に関係なく実現できる最善の仕様として落とし込んでいます。

所謂、綺麗なシルエットではなく、

歪さやだらしなさを目指したアヴァンギャルドなシルエットは

ブーツを履いたままでも着用可能で、

すぐ脱着できる為のサイドアジャスターとウエストのアジャスト手段となっています。

素材にはこのプロダクトの世界観を重視して、

唯一性を際立たせる為に

“canvas piping jacket”と同様の

硫化染めを施した鞄用の8号帆布を使用しています。

パイピングテープもウール素材で、

あえてパンクした雰囲気を目指して、

硫化染めと相性の悪いウール素材を選択しています。

ZIPPERにもヴィンテージ踏襲品の WALDESを採用しており、

ジャケットの TOP 釦と同様で、

この素材だからこそ10号という無骨なジッパーの採用が実現しています。

そもそもヴィンテージ調の風合いのジッパーですが、

硫化染めにより銅の酸化、バイオの酵素による分解と剥離、

ストーンウォッシュによる摩擦とアタリが加わり、

予定調和では 成し得ない古めかしさが生み出されました。